現金と預金 ふくしま先生の動画のノートまとめと感想
私は友人に簿記3級の勉強を「ふくしままさゆき」さんのYouTube動画で教えています。
簡潔にまとめたものや感想が友人に好評だったので、そのままブログにしてみました。
今回はその第2回目で、YouTube動画の2回目の現金と3回目の預金をまとめてます!
簿記1級、税理士簿記論に合格している目線から書いたので、皆さんの簿記の勉強の参考になれば嬉しいです。
簿記3級独学応援っ!②現金
ノート編
現金は資産
増加したら借方、減少したら貸方
現金の論点3つ
1 「現金」の範囲 【会計では、現金と通貨代用証券合わせて現金】
【現金】
・硬貨
・紙幣
【通貨代用証券】下記3つは銀行へ持っていくとすぐ現金になるもの
・配当金領収書
・為替証書
・他人振出しの小切手など
2 現金過不足
実際残高と帳簿上の残高にズレがあった際に使う勘定
3 小口現金【経理部以外で使用する現金】
経理部から営業事務所にまとまったお金【これを小口現金】を渡しておく
⇓
営業事務所から日々のちょっとした出金(支払い)
⇓
使ったものを経理部へ定期的に報告
⇓
経理部から営業事務所に減った分を補充
簿記3級独学応援っ!③預金
ノート編
預金の論点 3つ
1 小切手での取引(一般)
【主に会社の話】
当座預金口座を作る
⇓
小切手・手形を振りだせる
当座預金口座の
メリット:小切手・手形を振りだせる
デメリット:預金通帳がない、無利息
(例)
A社⇒B社⇒銀行
① ②
①A社がB社からPCを小切手で購入
②B社が銀行に持ち込んだ時にA社の当座預金残高が減る
【A社の処理】
備品300,000/当座預金300,000
B社が銀行に持ち込んだとみなして貸方に当座預金
【B社の処理】
現金300,000/売上300,000
通貨代用証券(他人振出の小切手)だから借方に現金
2 自己振出の小切手
A社⇒B社⇒C社⇒A社
① ② ③
(例)
①A社はB社から30万円のPC購入、小切手を振り出してB社に渡した。
②B社はC社に対する未払金30万円の支払のために、当該小切手をC社に渡した。
③C社はA社に対する未払金30万円の支払のために、当該小切手をA社に渡した。
A社の処理
①備品300,000/当座預金300,000
②仕訳なし
③当座預金300,000/未収入金300,000
※①で当座預金が減ると思っていたのが、減らなくなったため③で当座預金の増加処理をする
他人振出の小切手を受け取った⇒現金の増加
自己振出の小切手を受け取った⇒当座預金の増加
3 当座借越=借金状態(当座預金口座の残高がマイナス状態)(令和元年度試験より改定)
当座借越は、設定した限度額までならいつでも、すぐ借りられる。
支払金額に対して当座預金残高が足りてなくても、当座借越契約を締結しておけばすぐ支払える。
(例)
買掛金200万円を当座預金から支払った。なお当座預金残高は50万円しかないが、あらかじめ銀行と限度額1億円の当座借越契約を締結している。
買掛金2,000,000/当座預金2,000,000
【改正論点】当座預金がマイナス残高になっている場合は、決算で処理する。
補足:同じ種類の口座を複数開設している場合
※令和元年度の3級学習内容の改定で追加された内容
(例)
A銀行の当座預金とB銀行の当座預金に、それぞれ100円ずつ現金で預金した。
当座預金A銀行100/現金200
当座預金A銀行100/
改正で分けて処理するようになった。
感想編
この感想は苦手項目に対する対応策について書いてます。良かったら参考に!
今回は2回目と3回目になりますが、凄いわかりやすいですよね。
私も初めて勉強する際には、このYouTubeでやりたかったです・・・。
現金と預金は非常に重要だと思うので、繰り返した方がいい項目だと思います。
ちなみに私が簿記の勉強をしていた頃、
自己振出小切手の論点が非常に苦手
でした。
最初は問題なかったのですが、徐々に読み取りにくい問題が増えていったからです。
おそらく3級や2級では、そこまで読み取りづらい問題の出題はないので大丈夫かと思う
のですが、簿記1級、税理士の簿記論、公認会計士の財務諸表でこの論点の理解しにく
い問題が出た場合、
5分考えて悩んだら飛ばす!
という戦略を徹底してました。
苦手で間違える可能性が高い問題なら、確実に取れる問題に時間をかけたいからです。
皆さんも試験を受ける際には、苦手な項目があると思います。
簿記の試験は、70点取れば合格できる資格です。
得意なところ、確実に取れる問題を先に解いて解答することを心がけましょう!
参考に「簿記の勉強方法」のブログをこちらに貼っておきますので、良かったらご覧ください。
prosperousfuture.hatenablog.com