手形・電子記録債権 ふくしま先生の動画のノートまとめと感想
私は友人に簿記3級の勉強を「ふくしままさゆき」さんのYouTube動画で教えています。
簡潔にまとめたものや感想が友人に好評だったので、そのままブログにしてみました。
今回はその第4回目で、YouTube動画の5回目手形・電子記録債権をまとめてます!
簿記1級、税理士簿記論に合格している目線から書いたので、皆さんの簿記の勉強の参考になれば嬉しいです。
独学応援っ!⑤手形・電子記録債権
ノート編
【手形】
約束手形 A⇔B
(簿記3級は約束手形のみ)
為替手形 C⇔A⇔B
(平成28年度以降は1級のみ出題)
約束手形は、受け取った人が銀行に取立依頼した後、支払期日に受け取った人の口座に入金される。
額面金額をもらえるのは振出日から4〜5か月後!
(例1)
振出人(購入者A社側)
1月1日 A社は50万円の商品をB社から購入し、代金については手形を振り出した
(手形の期限は4月30日)
仕入 500,000 / 支払手形 500,000
支払手形・・・手形の代金を支払う義務(負債)
※買掛金も支払手形も将来支払うという点では同じ
1月3日 B社は銀行へ手形を持参し取立依頼をした
仕訳なし
4月30日 手形の期日になり手形が決済された
支払手形 500,000 / 当座預金 500,000
(例2)
名宛人側(販売者B社側)
1月1日 A社は50万円の商品をB社から購入し、代金については手形を振り出した
(手形の期限は4月30日)
受取手形 500,000 / 売上 500,000
受取手形・・・手形の代金をもらえる権利(資産)
1月3日 B社は銀行へ手形を持参し取立依頼をした
仕訳なし
4月30日 手形の期日になり手形が決済された
【電子記録債権】
電子記録債務・・・電子化された買掛金のようなもの
(例3)
債務者(A社側)
1月1日 A社は50万円の商品をB社から購入し、代金については掛けとした
(手形の期限は4月30日)
仕入 500,000 / 買掛金 500,000
1月31日 A社はB社に対する買掛金について、電子債権記録機関に債務発生の記録を行った
買掛金 500,000 / 電子記録債務 500,000
5月31日 上記電子記録債務の支払が当座預金から行われた
電子記録債務 500,000 / 当座預金 500,000
(例4)
債権者(B社側)
1月1日 A社は50万円の商品をB社から購入し、代金については掛けとした
(手形の期限は4月30日)
売掛金 500,000 / 売上 500,000
1月31日 A社はB社に対する買掛金について、電子債権記録機関に債務発生の記録を行った
5月31日 上記電子記録債務の支払が当座預金から行われた
【売掛金、受取手形、決済の流れと電子記録債権について】
1月1日 売買 掛
1月31日 手形振出し⇒電子的なものに!
5月31日 手形決済
買掛金⇒支払手形⇒決済
【電子記録債権・・電子記録債務ができた経緯】
手形は不便だった!⇒電子記録債権・電子記録債務を利用すると、登録手続とFAX送信のみでいい
【手形貸付金・手形借入金】
貸付・借入
A社はB社に現金1万円を貸し付けた
B社はA社に手形を渡した
貸した側(A社側)
手形貸付金 10,000 / 現金 10,000
借りた側(B社側)
現金 10,000 / 手形借入金 10,000
感想編
皆さん5回目の授業お疲れさまでした。
17分くらいの授業だと負担も少なく集中できますね
初めて簿記の勉強したときは、受取手形も売掛金もイメージできなくて苦戦してたんで
すが、ふくしま先生の授業は優しく丁寧に説明しているので非常にわかりやすくて助か
ります!